手作りケーキや購入したケーキを持ち運ぶとき、「あれ?箱がない…」と焦った経験はありませんか?特にお友だちの家に持っていくときや、お誕生日会など特別な場面では、ケーキをきれいな状態で運びたいものですよね。そんなときに限って、ケーキ箱が見当たらない…ということも。
でもご安心ください。身のまわりにあるもので、意外と簡単にケーキ箱の代わりになるものが見つかるんです。このブログでは、そんな「困った!」を解決する代用品のアイデアや、ケーキを崩さずにきれいに持ち運ぶためのコツをわかりやすくご紹介していきます。
100円ショップで手に入る便利アイテムや、ご家庭にあるタッパーや缶なども活用できますよ。また、ケーキの種類や運ぶ距離によって工夫すべきポイントもあるので、そういった点も丁寧に解説していきます。
初心者の方でもすぐに実践できる方法ばかりですので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
ケーキ用の箱はどこで買える?
急にケーキの箱が必要になったとき、まず思い浮かぶのがスーパーやコンビニですよね。店舗によっては、ホールケーキ用の箱を取り扱っているところもありますが、常に置いてあるとは限りませんし、サイズが限られていたり、希望するデザインがないこともあります。
また、地域や店舗によってはそもそも取り扱いがないケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。特にクリスマスや誕生日などのイベント時期は在庫が少なくなることもあるので、余裕を持って探すのがポイントです。
確実に手に入れたい場合は、製菓材料店やホームセンター、またはネット通販が便利です。製菓材料店では専門的なサイズや形のケーキ箱が豊富にそろっているので、見た目にもこだわりたい方におすすめです。
さらに、ネットショップではさまざまなサイズやデザインの箱が選べる上に、レビューを参考にしながら選ぶこともできます。透明なフタ付きのものや、取っ手付きで持ち運びやすい箱など、用途に応じて細かく選べるのが魅力です。
お急ぎでなければ、楽天やAmazonであらかじめ複数サイズをストックしておくのも便利ですよ。
ケーキの箱は100均でも買える!
実は、100円ショップでもケーキ箱が手に入ることをご存じですか?急に必要になったときにも立ち寄りやすく、価格も手ごろなのでとても心強い存在です。
ダイソーやセリア、キャンドゥなどでは、ホールケーキやカットケーキ用の紙箱やプラスチック容器が販売されています。サイズ展開も豊富で、小さなカップケーキ用から15cm以上のホール用までそろっていることもあります。
シンプルな白箱のほか、チェック柄やパステルカラーなど、おしゃれでかわいらしいデザインのものもあります。季節限定のデザインが出ることもあるので、定期的にチェックしてみると楽しいですよ。
また、透明のふた付きボックスや、持ち手がついているタイプも見かけます。見た目にもきれいで、ちょっとしたギフト感が出るので、プレゼント用にもぴったりです。
ただし、サイズや耐久性には注意が必要です。ケーキの大きさに合うかどうか、しっかり閉じられるか、底が安定しているかなどを確認してから使いましょう。特にクリームたっぷりのケーキは高さにも注意が必要です。
ケーキ箱がないときの代用品5選
密閉できて安心!大きめのタッパー
大きめのタッパーは、しっかりフタができるので崩れにくく、におい移りの心配も少ない便利なアイテムです。タッパーはもともと食品の保存用に作られているため、衛生的に安心して使える点も魅力です。
ケーキを入れる際は、容器のサイズに余裕があるかを確認し、無理に押し込まないようにしましょう。クリームや飾りがフタにくっついてしまうのを防ぐためには、少し高さのあるタッパーを選ぶのがコツです。
底にクッキングシートを敷いておくと、ケーキが容器に張り付かず、取り出すときもスムーズになります。さらに、容器の側面にケーキフィルムを沿わせておくと、側面の崩れも防げて安心です。
持ち運ぶときは、タッパーを布巾やタオルで包んで衝撃を吸収するようにすると、より安定して運ぶことができます。家にあるものでできる工夫として、初心者にも取り入れやすい方法ですよ。
安定感抜群の深めのお鍋
意外かもしれませんが、お鍋も代用品として優秀です。特に高さのあるケーキや、しっかりデコレーションされたケーキには、お鍋の深さがちょうどよくフィットします。蓋がついていれば、移動中のホコリや異物の混入も防げるので、より安心して持ち運ぶことができます。
お鍋の内側にはラップやペーパータオルを敷いて、直接ケーキが触れないようにすると衛生的です。さらに、鍋の底に滑り止めマットやタオルを敷いておくことで、ケーキが動きにくくなり、移動中の揺れにも強くなります。
持ち運ぶ際には、お鍋全体を大きめの風呂敷やトートバッグに包んでおくと、持ち手が安定し、見た目もすっきりします。鍋は重みがある分、安定感があるため、車や徒歩での移動でも揺れにくく、型崩れの心配が少なくなるのが嬉しいポイントです。
もし保冷が必要なケーキであれば、鍋の中に保冷剤を入れたり、鍋ごと保冷バッグに入れるのもおすすめです。意外なようで、とても実用的な代用品ですよ。
見た目もかわいいお菓子の缶
クッキーやチョコレートが入っていた缶を再利用するのもおすすめです。しっかりした作りで型崩れしにくく、ケーキを優しく保護してくれるので、見た目も中身もきれいに保てます。
特に丸型や角型の缶は、ケーキの形にフィットしやすく、底が平らで安定感があるので持ち運びにも適しています。また、缶のデザインは華やかでかわいらしいものが多く、ラッピングなしでもそのままギフトとして渡せる点も嬉しいポイントです。
さらに、缶の内側にクッキングシートやラップを敷いておけば、ケーキが直接触れずに衛生的です。高さのあるケーキには缶の蓋が当たらないように注意し、蓋の内側に紙ナプキンを敷いてガードするのもおすすめです。
お気に入りのお菓子缶が再利用できることで、エコでかわいいケーキ容器としても活躍してくれます。プレゼントや手土産として持っていくときにも、気の利いた印象を与えられますよ。
お皿+ラップやラップ付きフタで応急対応
大きめのお皿にケーキをのせて、ラップやフタをかぶせる方法もあります。急な来客時や箱が手に入らないときなど、すぐに対応できる便利な応急策です。
お皿を使う際には、できるだけフラットで広めのものを選ぶと安定しやすく、移動中もケーキが滑りにくくなります。ラップをかぶせるときは、ケーキに直接触れないように注意が必要です。そのためには、つまようじや割りばしを数本立てて、ラップに高さを持たせるとよいでしょう。簡単な「即席カバー」として機能してくれます。
また、透明のボウルやサラダボウルを逆さにかぶせてドーム状にするのもおすすめです。見た目にもきれいで、ケーキが見える安心感がありますし、クリームや飾りを潰すこともありません。
さらに、ラップだけで不安な場合は、その上からアルミホイルや布巾をかけることで、強度や遮光性もアップします。持ち運ぶ際には、お皿ごと大きめの紙袋や箱に入れると安定感が増します。
身近なもので工夫すれば、ケーキ箱がなくても十分きれいに運ぶことができますよ。
重箱を使って華やかに見せる方法
重箱は見た目が上品で、特別感があります。お正月や行事ごとに使われることが多い重箱ですが、実はケーキを運ぶのにもぴったりなんです。木目や漆塗りの落ち着いたデザインのものは高級感があり、手土産として渡す際にもきちんと感が出せます。
ケーキを入れるときは、まずクッキングシートやワックスペーパーでケーキの底を包み、重箱の中にそっと置きます。内側にレースペーパーや飾り布を敷くと、さらに華やかさが増しますよ。
重箱の深さによっては、ケーキの上部がフタに触れないように高さを確認してから入れるようにしましょう。高さが足りない場合は、ケーキを下段のみに入れたり、フタの代わりにラップをかけるなどの工夫が必要です。
また、重箱は中の仕切りを外して使えば広々としたスペースを確保できるので、デコレーションケーキにも対応可能です。中に保冷剤を入れておくことで、夏場の持ち運びも安心。大切な人へのプレゼントやイベントにも、心のこもった一品としておすすめの方法です。
代用品を使うときの注意点と失敗しないコツ
底が滑らない容器を選ぶ
移動中にケーキが滑ってしまうと、せっかくのデコレーションが崩れてしまうことがあります。それを防ぐためには、容器の底がしっかりしていて、滑りにくい素材かどうかをチェックすることが大切です。
特に、プラスチックやガラス素材の容器はツルツルして滑りやすいことがあるため、底にゴム加工がされているものや、マットな質感のものを選ぶと安心です。また、容器の下に滑り止めシートやキッチンタオルを敷くことで、さらに安定性を高めることができます。
もし車で移動する場合は、座席に置かず足元に設置し、容器の周囲をタオルやクッションで固定することで揺れを防げます。徒歩で持ち運ぶときも、バッグの中で容器が傾かないよう、水平に保てるような持ち運び方を心がけましょう。
こうしたちょっとした配慮で、ケーキの見た目をきれいに保ったまま安全に目的地まで運ぶことができます。
におい移りしない素材かチェック
鍋やタッパーなど、普段使っている容器は調理のにおいや食材の香りが残っていることがあります。特にカレーや煮物、ニンニクなどの強い香りを使った料理を保存していた容器は、素材ににおいが染み込んでしまっている場合もあるため注意が必要です。
におい移りを防ぐためには、まず容器を中性洗剤で丁寧に洗い、その後に重曹や酢水を使って消臭処理をするのがおすすめです。しっかり乾かしてから使うことで、ケーキににおいが移るリスクを減らせます。
また、ガラス容器やにおいが付きにくい樹脂製のタッパーを選ぶことで、より安心して使うことができます。少しでもにおいが気になるときは、ケーキをクッキングシートやラップで包んでから容器に入れると、より衛生的で安心ですよ。
ケーキが容器にくっつかない工夫(シート・ラップ活用)
底にクッキングシートやラップを敷いておくと、ケーキがくっつかず、取り出しやすくなります。ケーキの土台が直接容器に触れないため、型崩れやベタつきを防ぐことができ、後片付けもラクになりますよ。
さらに、ケーキフィルムや透明なセロファンを使って側面を囲うことで、クリームやトッピングが容器に触れてつぶれてしまうのを防げます。ケーキの形を保つだけでなく、見た目も整えやすくなるのが嬉しいポイントです。
チョコレートケーキやムース系のケーキは特に柔らかく崩れやすいので、こういったフィルムを活用することで安全に持ち運ぶことができます。家庭にあるもので代用したい場合は、食品用ラップやアルミホイルでも代用可能です。
また、フィルムやラップを使う際は、容器のサイズより少し大きめにカットして、ケーキ全体をゆったりと包むようにすると、型崩れのリスクがさらに減ります。ちょっとしたひと手間で、仕上がりに大きな違いが出てきますよ。
ケーキ箱は手作りもできる!
「どうしても箱が手に入らない…」というときは、手作りしてしまうのも一つの手です。急にケーキ箱が必要になったとき、家にある材料で簡単に自作できる方法を知っておくととても便利ですよ。
牛乳パックを開いて組み立てたり、厚紙や段ボールを折って箱状にすれば、簡単なケーキ箱が作れます。カッターやはさみを使ってサイズを調整し、テープやのりでしっかり固定しましょう。外側に包装紙を巻いたり、マスキングテープでデコレーションすると、見た目もかわいらしく仕上がります。
内側にはラップやクッキングシート、ワックスペーパーなどを敷いて清潔に保ちましょう。におい移りや水分のにじみも防げるので安心です。また、取っ手付きにアレンジしたり、ふたをつけてホコリ除けにする工夫もできます。
手作り箱はサイズや形を自由に調整できるのが魅力です。持ち運び用だけでなく、おうちでのケーキ保管用としても活躍します。身近な素材を活用して、自分だけのオリジナルケーキ箱を作ってみてはいかがでしょうか?
ケーキを崩さず安全に持ち運ぶ方法
ケーキをしっかり冷やす
柔らかいケーキほど、しっかり冷やしておくことで型崩れしにくくなります。冷蔵庫でよく冷やしてから容器に入れることで、クリームやスポンジの表面が落ち着き、移動中の揺れや振動にも耐えやすくなります。
冷やし時間は、最低でも2〜3時間を目安にすると良いでしょう。特にデコレーションケーキやフルーツがたっぷりのケーキは、冷やすことで形が保たれ、見た目も崩れにくくなります。
また、冷蔵庫から出してすぐに容器に詰めると、外気との温度差で水滴が発生しやすくなります。水滴がケーキに付着するとクリームが溶けやすくなるため、取り出して数分置き、表面の結露を拭き取ってから容器に移すのがおすすめです。
さらに、冷凍庫で軽く凍らせておく「半冷凍」状態にすると、短時間の持ち運びならさらに崩れにくくなります。ただし、凍らせすぎると食感が変わることもあるので、冷やし加減には注意してください。
保冷剤+保冷バッグで温度管理
特に夏場や生クリームを使ったケーキは、保冷剤と保冷バッグを使ってしっかり温度管理をすることがとても大切です。生クリームは気温が高いとすぐにやわらかくなり、形が崩れたり味が落ちてしまうこともあります。
保冷剤は、できれば複数個を用意し、ケーキの上下や側面など、できるだけ全体を囲うように配置するのがおすすめです。また、保冷剤が直接ケーキに触れないよう、布やキッチンペーパーを挟んで温度ムラを防ぐとより安心です。
保冷バッグはアルミ加工や断熱材入りのしっかりしたものを選ぶと、保冷効果がより高まります。ケーキのサイズに合ったバッグを使うことで、ケーキが中で動かず、崩れのリスクも減らせます。
もし移動時間が長くなる場合は、凍らせたペットボトルを保冷剤代わりに使うのもおすすめ。途中で溶けても飲み物として利用できるので一石二鳥です。
できるだけ移動時間は短く済ませ、涼しい時間帯を選ぶなどの工夫を取り入れると、より安全にケーキを運ぶことができます。
ケーキフィルムやラップで型崩れ予防
ケーキの周りに透明フィルムを巻いたり、ラップでやさしく包むことで、移動中の振動にも耐えやすくなります。特にクリームたっぷりのケーキやムース系のケーキは、表面がやわらかいため、直接容器に触れるとすぐに形が崩れてしまいます。
そのため、ケーキフィルムを使って周囲を保護するのはとても有効な方法です。フィルムがケーキの形を支えてくれるので、横からの圧力にも強くなり、安心して運べます。ラップを使う際は、ふんわりと包んで圧をかけすぎないようにし、ケーキに直接触れないように空間を作る工夫も大切です。
さらに、容器の中でケーキが動かないように、すき間にタオルやクッション材を詰めることで安定性が増します。冷蔵保存の際も、ラップやフィルムをしておくと乾燥やにおい移りを防げるというメリットもありますよ。
見た目にもきれいな状態を保ちつつ、型崩れを予防できるこの方法は、初心者の方にも手軽に取り入れていただけます。
移動中はケーキを気にかけて安定させる
持ち運び中は、ケーキの向きが傾いたりしないように常に気を配ることが大切です。ケーキは少しの揺れや傾きでも崩れてしまうことがあるため、袋やケースの中でも常に水平を保てるように意識しましょう。
ケーキを入れた容器は、しっかりと底が平らで安定しているバッグや箱に入れて持ち運ぶのが基本です。持ち手の長いバッグを使うと、歩くたびに揺れて中のケーキが傾いてしまうことがあるため、できるだけ短くしっかり持てるバッグを選ぶと安心です。
車での移動なら、座席に置くよりも足元に置いたほうが揺れが少なく安定します。また、座席に置く場合はシートの傾斜を考慮し、タオルやクッションで水平を保てるよう調整しましょう。
公共交通機関を利用する場合は、ラッシュ時間帯を避け、できるだけ人混みの少ない時間を選ぶと安心です。両手が使えるようにリュックを使いたくなるかもしれませんが、ケーキは水平を保つために手持ちがおすすめです。
こうしたちょっとした心配りが、ケーキをきれいな状態で目的地まで届けるためのコツになります。
ケーキの種類別・運び方のポイント
生クリームケーキは保冷命
生クリームは温度にとても敏感なので、保冷剤は必須です。少し気温が高くなるだけでもクリームがだれてしまい、せっかくのデコレーションが崩れてしまう原因になります。とくに夏場は注意が必要で、外気温との温度差によってクリームがやわらかくなり、ケーキ全体が傾いたり変形したりすることも。
冷蔵庫から出したらできるだけ早めに運ぶようにし、持ち運び時間は可能な限り短くしましょう。外出前には、ケーキ全体をしっかり冷やしてから保冷バッグに入れ、上下左右から保冷剤をあてて温度が上がらないようにするのが理想的です。
また、途中で直射日光が当たることがないよう、バッグの中にタオルなどを入れて保護したり、冷気が逃げにくい保冷バッグを選ぶことも大切です。生クリームケーキは、見た目の美しさと口当たりのなめらかさが魅力なので、それをキープするためにも丁寧な温度管理を心がけましょう。
チーズケーキやタルトは傾き注意
チーズケーキやタルトは、生クリームケーキと比べて比較的崩れにくく、持ち運びにも適していますが、油断は禁物です。特に表面にフルーツがトッピングされていたり、タルト生地がやわらかめの場合は、斜めになっただけでも中身が片寄って見た目が崩れてしまうことがあります。
持ち運びの際には、必ず水平を保てるように注意しましょう。箱や容器の中でケーキが動かないように、すき間に布やクッション材を詰めて固定すると安心です。また、タルトは底がしっかりしている反面、揺れによって表面がヒビ割れてしまうこともあるので、振動をできるだけ避けるように持ち運ぶのがポイントです。
さらに、タルトやベイクドチーズケーキは温度変化によって生地が縮んだり、フィリングが浮いてしまうことがあるため、冷蔵保存を徹底し、できるだけ短時間で目的地に到着するよう心がけると安心です。
ロールケーキやスポンジケーキはつぶれ対策をしっかり
柔らかくふわふわなロールケーキやスポンジケーキは、上からの圧力にとても弱く、ちょっとした荷重や揺れでも簡単に潰れてしまうことがあります。せっかくきれいに巻いたロールケーキや、ふわっと焼き上がったスポンジケーキをつぶしてしまわないように、丁寧な対策が必要です。
まず大切なのは、フタの高さにしっかり余裕がある容器を選ぶこと。ケーキとフタの間に空間があることで、圧がかかるのを防ぐことができます。高さが足りない場合は、フタの代わりにラップをふんわりとかけたり、大きめの容器を選んで代用するのもひとつの方法です。
また、移動中の揺れによる衝撃をやわらげるために、容器の底にキッチンペーパーや布巾を敷いてクッション性を持たせると安心です。ケーキを直接容器に置かず、トレイごと入れるのも型崩れ防止に役立ちます。
ロールケーキのように細長い形状のものは、容器の中で動かないようにサイドを布やペーパーで固定しておくと安心です。箱の中で転がってしまわないよう、ぴったりと収まるサイズ感を意識しましょう。
見た目も大事!ラッピングや飾りの工夫
透明ふたや紙ナプキンでおしゃれに見せる
中が見える透明フタの容器を使うと、ケーキのかわいさをそのまま見せられます。見た目が映えることで、手作りケーキの魅力がより引き立ち、プレゼントとしても喜ばれやすくなります。
透明フタはプラスチックケースや保存容器の中にもよく見られるタイプで、ふたを閉めたままでも中身の状態を確認できるのが便利です。ケーキが崩れていないかすぐに確認できるので、移動中の安心感にもつながります。
また、紙ナプキンを敷くことで容器の底が隠れて見た目が整うだけでなく、色や柄を選ぶことで季節感やイベント感を演出できます。クリスマスなら赤や緑、誕生日なら明るい色や風船柄など、シーンに合わせたコーディネートが楽しめます。
さらに、紙ナプキンの代わりにワックスペーパーやレースペーパーを組み合わせると、より一層おしゃれな印象に。特に写真を撮るときやSNSに投稿する際にも、ちょっとした工夫が見栄えに差をつけてくれます。
こうした小さな気配りが、ケーキを受け取る人の喜びにつながりますよ。
100均のリボンや包装紙で手土産感を演出
ちょっとしたリボンや包装紙を使うだけで、気持ちのこもったプレゼント感がアップしますよ。100円ショップには、さまざまな色や柄のリボン、シーズンに合わせたデザインの包装紙がそろっており、用途に応じて選ぶ楽しさもあります。
たとえば、誕生日ならカラフルなリボンやメッセージ入りのタグを組み合わせると特別感が増しますし、季節のイベント(クリスマスやハロウィンなど)には、それぞれの雰囲気に合わせた柄の紙やシールを添えると演出力が高まります。
また、リボンを結ぶだけでなく、ラッピングペーパーで箱ごと包んだり、透明フィルムの上から巻くように使うことで、華やかさと清潔感の両方を演出することができます。ちょっとしたひと工夫が、贈る相手への気配りとして伝わりますよ。
さらに、リボンや包装紙を使ったアレンジは見た目を整えるだけでなく、ケーキ箱の補強にもなり、持ち運び中の安心感にもつながります。手軽で実用的なのに印象も良くなるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
お皿の下にレースペーパーを敷いて華やかに
お皿や容器の下にレースペーパーを敷くだけでも、全体の印象がぐっとよくなります。レースペーパーの細かく繊細なデザインが、ケーキの華やかさを引き立ててくれるので、特別な日のおもてなしや贈り物の演出にもぴったりです。
また、レースペーパーを敷くことで清潔感がアップし、直接お皿や容器にケーキが触れるのを避けられるため、実用面でも安心です。使い捨てできるため衛生的で、後片付けがラクになるのも嬉しいポイント。
最近では100円ショップや雑貨店で、白以外にもピンクやゴールド、柄入りなど多彩なカラーやデザインのレースペーパーが手に入るので、ケーキの種類やシーンに合わせて選ぶ楽しさもあります。
さらに、重ねて敷いたり、部分的にカットして装飾として使うなど、アイデア次第でさまざまなアレンジも可能です。ケーキだけでなく、ティータイムのスイーツプレートなどにも応用できるので、ぜひ取り入れてみてください。
どうしても不安なときの対処法
ケーキを運んでくれるサービスを利用する
Uber Eatsや出前館など、一部地域ではケーキの配送も可能です。特に専門のスイーツショップやパティスリーでは、デリバリー対応しているお店も増えてきており、自宅やパーティー会場まで直接届けてもらえるのはとても便利です。
自分で運ぶのが心配なときは、プロにお願いするのも一つの方法です。プロの配送スタッフは、温度管理や傾きに配慮した方法で運んでくれるため、崩れやすいケーキでも安心して任せることができます。
また、Cake.jpやDELISH MALLなどのケーキ専門通販サイトでは、冷凍で届くタイプのケーキを購入できるサービスもあり、全国配送に対応しているところもあります。これらのサービスを上手に活用すれば、遠方へのギフトや急なケーキの手配にも柔軟に対応できます。
配送料がかかる場合もありますが、時間指定や細やかな配送オプションがあるため、手間を減らして確実に届けたい場合にはとても心強い手段です。
ネットで買えるケーキ専用ケース
Amazonや楽天などでは、さまざまなタイプのケーキ専用ケースが販売されています。たとえば、折りたたみ式でコンパクトに収納できるものや、保冷バッグ付きで夏場の持ち運びにも安心なタイプなど、用途に応じたアイテムが豊富にそろっています。
特に注目したいのは、持ち手付きで移動しやすいケーキケースや、内側にクッションが入っていてケーキの揺れを軽減してくれるタイプ。中には2段式で複数のスイーツを同時に運べるものもあります。
また、透明の窓付きで中身が見えるおしゃれなデザインのものもあり、見た目にもこだわりたい方にぴったりです。折りたたみ可能な商品は、使わないときにかさばらないので収納にも便利です。
今後のイベントや誕生日ケーキの持ち運びなどに備えて、自分のスタイルに合ったケーキケースを一つ持っておくと安心ですよ。
車で運ぶ場合の箱の固定方法(タオルなどで動きを防ぐ)
車で持ち運ぶ際は、箱が動かないようにまわりをタオルなどで固定しておくと安定します。助手席よりも足元の方が揺れが少なくておすすめです。
まとめ
ケーキの箱が手元にないときでも、身近なアイテムや少しの工夫で安全に美しく持ち運ぶことができます。タッパーやお鍋などの代用品、保冷対策、見た目の演出まで、シーンに合わせた対応を覚えておくと安心です。大切なケーキを大切な人に届けるために、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。